城北中学校でワークショップを開催しました
2025年8月19日、夏休み明けに増加する傾向にある自殺を防ごうと、中学校の教職員が生徒への声かけのしかたなどを学ぶワークショップが福山市で開かれました。(お好みワイドひろしま-NHKで放送)
福山市の城北中学校で開かれたワークショップにはこの学校の教職員、40人あまりが参加しました。
はじめに、当院病院長の大林芳明が講演し生徒の居場所を作るためには聞き上手になることが大切だとしたうえで「相談者には誠意を持って体ごと向ける。うなずき、相づちを打つ。誰かに話せたことがとても大事だ」と話しました。
その後、教職員はグループに分かれて、授業中に廊下でうずくまっている生徒がいるときなど、具体的な状況を想定してその対処法を話し合いました。
そして、グループごとに考えた生徒への声のかけ方の工夫を発表し、生徒を座らせてから話を聞くことや、ふだんからの母親とのコミュニケーションを生かして話を引き出すなどのアイデアを出し合っていました。
参加した30代の女性教諭は、「自分がどう行動するかや先生や保護者との連携について具体的に想像できたのがよかった。話を聞く時の姿勢をしっかり意識したい」と話していました。


